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 |  最終更新:11月7日
(ユリウス暦:10月25日)
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自己紹介Самопрезентация

ミハイル・イゴレヴィチ・チェルノフ(党名)だ。通称ミーシャと呼んでくれ。父はオデッサの医師、母は女優。生粋のオデッサっ子に生まれた。

チェルノフという党名は、かつて私をマルクス主義と革命運動へと導いてくれた恩人の名から取っている。社会革命党のヴィクトル・チェルノフとは別人なので混同しないでほしい。党が違う。

ご覧の通り半人半獣である。猫の耳と尾を持っている。帝政ロシアでは大変肩身が狭かったが、どうやらここ日本では「ネコミミ」と呼ばれ、むしろ好意的に受け入れられているようだ。理由は不明だがアニメなるものが関係しているらしい。助かっている。

本名は帝政警察への配慮から非公開とする。

ボリシェヴィキとは何か
Что такое большевики?

諸君の中にはボリシェヴィキという言葉を知らぬ者もいるだろう。嘆かわしいことだが説明しよう。

ボリシェヴィキとはロシア語で「多数派」を意味する。1903年、ロシア社会民主労働党が大会を開いた際、同志レーニンの指導のもと我々は党内多数派を形成し、この名を得た。対するメンシェヴィキ(少数派)は日和見主義に流れ、真の革命を成し遂げる意志に欠けていた。メンシェヴィキの話をすると血圧が上がるのでこの辺にする。

我々の綱領は明快だ。プロレタリアートによる権力の掌握、資本主義的搾取からの解放、そして帝国主義戦争の打倒である。前衛党たるボリシェヴィキが労働者階級を指導し、歴史の必然たる革命を完遂する。これがレーニン主義の核心だ。

行動を遅らせることは
死と同じである。
Владимир Ильич Ленин
/ ウラジーミル・レーニン
日本への所感Впечатления о Японии

驚くべき国である。

☭ 観察①:労働問題

まず誰も革命を考えていない。これには困惑した。搾取はそこかしこに見受けられるのに、労働者たちは粛々と働き、定時に帰れなくても大きな声を上げない。彼らは自らを「社畜」と自嘲し、その奴隷制を自ら進んで受け入れている節がある。同志エンゲルスが見たら間違いなく頭を抱えて昏倒する状況だが、当の労働者たちは「仕方ない」と言って帰宅する。謎である。

彼らに必要なのは、現実逃避のための「推し活(あるいは仕事終わりの生ビール)」などという資本主義の阿片ではない。階級意識の覚醒だ。

☭ 観察②:鉄道

電車が時刻通りに来る。これには毎回感動している。ペテルブルクでは電車の到着時刻という概念が存在しなかった。

☭ 観察③:文字

文字が三種類ある。習得に難航している。

🍣 カイテン・ズシ分析
―― 寿司の階級闘争論

先日、友人に「寿司」なる食べ物を強制配給された。あの赤い魚の正体は「マグロ」という。彼らは生涯、大海原を止まることなく泳ぎ続ける、まさに「泳ぐプロレタリアート(労働者階級)」であったのだ。

さらに驚くべきは、その配給システムである。「回転寿司」なる施設では、魚たちがベルトコンベアに乗せられ、冷酷なレーンを機械的に流れていく。これはフォード・システム(大量生産方式)そのものであり、労働者を歯車化する資本主義の象徴に他ならない。

ここで我々ボリシェヴィキが厳格に区別せねばならないのは、その「階級構造」である。

寿司ネタ 階級 評価
大トロ ブルジョワ階級 資本主義のあぶく(脂)を吸い込み肥え太った存在。労働者から搾取した剰余価値そのもの。ロマノフの残党か成金(ネップマン)くらいのものが食べればよい。
赤身 プロレタリアート階級 脂に染まらず、自らの筋肉(労働力)だけで実直に生きた引き締まった赤! これぞ連帯すべき真の同志である。
プリン・ポテト 文化侵略の手先 労働者の集中力を削ぐ米帝の帝国主義的文化侵略(資本の犬)。見つけても直視してはならない。

諸君、「カイテン・ズシ」に潜入する際はブルジョワジーの甘い罠(大トロ・中トロ・1皿500円の皿)に決して魂を売ってはならない。我々は最も安価な赤身(1皿100円前後)を注文し、醤油という名の過酷な現実をぶっかけ、連帯の証として胃袋に収めるべきである。

もちろん、割り勘(均等配給)だ。ブルジョワ的な「奢り・おごられ」の関係は排除する。


革命の赤! 血の連帯の赤!我々高潔なボリシェヴィキの胃袋には、プロレタリアートの赤身こそがふさわしい!

大トロに死を、
赤身に権力を!
すべての寿司皿を
ソヴィエトへ!

総じて、悪くない潜伏先である。革命の機が熟すまで、しばらくここで英気を養うとしよう。
最近の活動報告Отчёт о деятельности
某日 外食ネット上の同志9名と新宿の地下拠点に集結。故郷ウクライナのボルシチとゴルブッツィを合法的に密輸(外食)した。美味かった。断じてブルジョワジーへの魂の売却ではない。
某日 潜伏活動友人(女)の買い物に連行される。「タピオカ」という謎の黒い生命体入り甘味飲料(ブルジョワの贅沢品)を強制配給された。美味かった。帰宅。
随時 学習日本語の文字(三種類)を習得中。難航している。
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